お知らせ
offset上限値制限の「krew」シリーズへの
影響について
offset上限値制限について
サイボウズ社が2020年7月のkintoneアップデートで予定している、kintoneサービス全体の負荷を軽減し、対障害性やより安定した運営を目的とした仕様変更です。この仕様変更により、レコード一括取得APIのoffsetの上限値が10,000までに制限されます。
詳細はサイボウズ社が公開している下記のページをご参照ください。
offset の上限値制限について
「krew」シリーズへの影響
当制限がもたらす弊社「krew」シリーズへの影響は下記の通りです。
krewSheet
当制限が製品へ影響します。該当のAPIを、上限値を超える範囲で使用しており、当制限が適用されてからはkrewSheetで表示できるレコード数が最大10,000レコードになります。
krewData
当制限は製品へ影響しません。
krewDashboard
当制限は製品へ影響しません。
krewSheetの変更詳細
krewSheetで表示できるレコード数が最大10,000レコードになります。krewSheetに設定されている絞り込みとソート条件で、10,000を超えるレコードが表示対象になる場合は、その条件に合致するレコードの上位10,000レコードまでが表示されます。
そのため、krewSheetの下記機能は以下の動作となります。
レコードの表示
- krewSheetに設定されている絞り込みとソート条件に合致する上位10,000レコードが表示されます。
- 10,000レコードを超えるkrewSheetを表示している場合、警告アイコンがレコード件数エリアに表示されます。警告アイコンにマウスオーバーするとメッセージテキストがポップアップ表示されます。
プラグイン設定画面
- 10,000レコードを超えるkrewSheetを設定している場合、その旨がメッセージテキストでプレビューエリアに表示されます。
集計行
- 集計行には、上位10,000レコードを対象に計算した集計結果が表示されます。
関連レコード
- 「関連シート」エリアに表示される関連レコードが、関連レコードの取得条件に合致するレコードの上位10,000レコードまでが表示されます。
ルックアップ
- ルックアップ取得ダイアログには、ルックアップの取得条件に合致するレコードの上位10,000レコードまでが表示されます。
列ヘッダによるフィルタ
- 項目フィルターには、krewSheetで表示している上位10,000レコード内のユニークな項目が表示されます。
Excelエクスポート
- krewSheetで表示している上位10,000レコードまでがエクスポートされます。
数式の保存
- 列ヘッダーのコンテキストメニュー「数式を保存する」では、krewSheetで表示している上位10,000レコードまでを対象に数式の保存が実行されます。
- アプリ全体のレコードが10,000を超える場合、コマンドバーの「数式一括保存」ボタンでは、krewSheetで表示している上位10,000レコードまでを対象に数式の一括保存が実行されます。
※ 列ヘッダーのコンテキストメニュー「数式を保存する」を実行した時と同じ動作になります。 - アプリ全体のレコードが10,000レコードを超えない場合、コマンドバーの「数式一括保存」ボタンでは、krewSheetでの表示有無に関わらず、アプリ内のすべてのレコードとフィールドを対象に数式の一括保存が実行されます。
対応スケジュール
当制限への対応は、2020年6月17日に実施するkrewSheetのアップデートリリースで、すべての対応が完了します。
お客様の留意事項
アプリ全体のレコードが10,000レコードを超えるアプリでkrewSheetをご利用する場合は、上記の「krewSheetの変更詳細」の内容に留意してご利用ください。
また、アプリの運用状況によっては、10,000レコード以下で利用して支障のないアプリもあるかもしれません。そのため、krewSheetの絞り込み条件、関連レコード、および、ルックアップの取得条件の見直しを適宜ご検討ください。
表示対象のレコード数が10,000を超えるもの
- 表示対象のレコード数が10,000レコード未満になるように、krewSheetの絞り込み条件の見直しを検討してください。また、10,000レコードを超える場合に、目的のレコードが表示対象に含まれるよう、ソート条件の見直しを実施してください。
「関連シート」エリアに表示する関連レコード数が10,000を超えるもの
- 同様に関連レコードの取得条件の見直しを検討する。
ルックアップダイアログに表示するレコード数が10,000を超えるもの
- 同様にルックアップの取得条件の見直しを検討する。
その他に、krewSheetでは、レコードをスムーズに絞り込みながらデータ編集できる機能として「検索パネル」機能を追加しております。目的のレコードをシンプルな検索操作で絞り込むことができますので、「検索パネル」機能のご利用もご検討ください。なお、「検索パネル」の詳細につきましては、製品ヘルプをご確認ください。
本件に関するお問い合わせ
krewSheetを導入済み、購入をご検討中、どちらのお客様でもご不明点などございましたら、こちらのフォームからお気軽にお問い合わせください。